中小企業の事業承継・M&A実例紹介一覧CASE STUDY
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経営計画・事業を理解した、
親和性と将来性のある提案。
目次
プロジェクトの概要
株式会社ミル総本社
昭和52年創業。京都に本社を構え、各種健康食品や化粧品の製造・販売を手掛ける。多くの特定保健用食品・製造法の特許や各種認定を保有し、通販・EC事業においても実績を積み重ねている。2021年、事業承継M&Aにて幸福ホールディングス株式会社の子会社に。
Client

株式会社ミル総本社
代表取締役
山根 雄子

株式会社ミル総本社
通販事業部 執行役員
野上 寿綿実

幸福ホールディングス株式会社
代表取締役
北本 武
Partner

株式会社リガーレ
取締役COO
/M&A部門
青山 佳敬
事業承継・M&Aの背景
経営計画に掲げたビジョンが、運命的なM&Aを引き寄せる。
北本社長:M&A自体は何年も前から戦略的に取り組みたいと、情報収集もしてきていました。そんな折、青山さんからミル総本社の提案をいただき、その年に立てたばかりの経営計画の中に、半分直感的ではあったんですが、M&Aをすると書いて発表していたこともあって、思い切って進めたほうがいいなと。
青山:ミル総本社は別のM&Aアドバイザーから連絡をいただいて、どこかM&Aで買い手になってくれる企業はないかと。事業の親和性や将来性を考えて、すぐに兼ねてからお付き合いいただいていた北本社長に提案をお持ちしました。

青山:北本社長はミル総本社の行っている事業について、入門書のようなものまで買ってたくさん勉強されていましたよね。
北本社長:手紙も書きましたね、青山さんに見てもらいながら。それくらい、必ず実現したいと思える魅力的なM&Aでした。
山根社長:私はミル総本社の元オーナー社長から、いつかは事業承継をと話をいただいていて、今回のM&Aのタイミングで社長に就任することになりました。

事業承継・M&Aの検討プロセス
「今しかない」という決断と、相手の事業を深く敬う誠実な歩み。
北本社長:はじめは買収にかかる金額面や企業規模を聞いて、まだ自分たちには早いと思ったのが率直なところでした。ただ、青山さんと「もうこんな良い機会は出てこないかもしれない」と話しているうちに決断しました。
山根社長:当時はM&Aの実務担当として資料を集めたり、買い手先との面談や質問事項の回答準備に必死でした。その中でも、質問事項は担当者ではなく、北本社長が直接考えてまとめられていたのは印象的でした。
野上様:私は北本社長がこちらのことをあれこれ聞くというよりも、M&Aのあとにどうしていきたいのか?といったビジョンや中期計画の話をたくさんされていたことが他の会社とは違うなと感じたところでした。
北本社長:特に通販・EC事業はまだまだわからない部分がたくさんあると自覚していたので、勉強していましたね。またM&Aで会社を引き受けるということは、相手の歴史なども一緒に引き受けることだと思いますので、誠実に覚悟をもって進めるよう心掛けました。実際にM&Aの買い手先に選んでもらえたときは、電話をもらった夜の駐車場で思わず大きな声が出てしまいました。

課題に対する解決策の提案
目的を見据えた伴走と確かな信頼が、経営の新しい世界を切り拓く。
北本社長:これまで大手のM&A会社からもたくさん案件の提案を受けてきましたが、表面的なお金や事業性で入ってきて、案件を押し込むというようなスタンスではなく、こちらのビジョン、目的にあった提案をしてくれるのは青山さん、リガーレだけでしたね。
青山:北本社長は、質問事項の準備も内容が細かで実務に添ったものでした。その真摯な姿勢が、ミル総本社側に安心感を与えたのだと思います。
北本社長:本件のおかげで、経営企画のメンバーも意識が変わって、グループ全体の体制をもっとしっかりつくっていこうとなっています。そして、M&Aを通して将来のビジョンや目標も共有できていましたし、それらをより具現化するためにも、リガーレのグループ会社である御堂筋税理士法人に顧問税理士も任せてみることにしました。
山根社長:グループ傘下に入るタイミングで、ずっとお世話になっていた税理士さんから、税務・会計の内容を考えると継続が難しいということで契約終了は決まっていたんです。信頼関係のある青山さんからのススメもあって、御堂筋税理士法人に任せようということで進んでいきました。

事業承継・M&Aのその後(PMI)
正確な予実管理の実現が、迅速かつ的確な投資判断を可能にする。
担当税理士:まずは経理の状態や事業の理解を進め、経営の質を高めるために必要な数字と、その数字を得るために必要なことを整えていきました。大切なことは予実管理。売上を上げていくことはもちろんですが、予算で立てたことと実際の差異を見て、判断材料にしていくということが重要なんですよね。
山根社長:3年目の今は必要なことの土台はほぼ整いつつあります。今月の売上や利益が5%程度の誤差で翌月の頭にはわかるようになりました。昔だったら前社長と「大体こうかな、いけそうかな」と内々の曖昧な会話だったことが、数字をもって明確に判断できるようになってきたことは、とても助かっています。

野上様:私たちは売上を伸ばすことに注力しがちですが、御堂筋税理士法人はそれよりも収益を優先に考えていただいていて、自分たちにはない視点や教えはとてもありがたいと思っています。目指すべきところに一歩ずつ近づいている感覚がありますし、どんどん理解が深まっていくなと感じています。
北本社長:日次の営業報告と月次で思惑通りに進んでいているか、ダブルチェックで確認しながら、マーケティング活動で費用をかけて攻める判断がきちんと即座に判断できるのはいいことですね。
アフタートーク
共に未来を切り拓く、心強いパートナーとしての絆。
青山:皆様にとって、リガーレ・御堂筋税理士法人とはどのような存在ですか?
北本社長:青山さんがいなかったら、今回のM&Aは実行できていなかったかもしれませんね。私たちのことを理解しながら、壁打ち役になってくれたことで新しい世界を開いてくれたなと。ビジョンや事業性にあった提案をしてくれるのはリガーレだけだと思います。
山根社長:御堂筋税理士法人のサポートにはとても感謝しています。直接会計に関係のない、本当に些細なことでも伝えておくことで、もしなにかあったときに気づいてくれるのかなと思います。「会社の状況がつかみやすいから」と本当になんでも聞いてくれて、相談にも乗ってくれるのでとても助かる存在です。

野上様:1合目から2年間かけて5合目あたりまで連れてきていただいて、これからまだまだやらなければいけないこと、登っていかなければいけないんだろうと思いますが、引き続き一緒に取り組みを続けていきたいと思っています。